新潟県中越地震 平塚市災害ボランティア
                   平塚理容グループ 活動報告


                          11月14日
 
11月14日午後10時 平塚災害ボランティアセンター前に集合した平塚理容グループ計18名
(女性7名、男性11名)は、平塚理容組合役員、青年部、女性部、FM湘南ナパサの関係者の
方々の見送りを受け、沢山の差し入れを頂き、新潟県北魚沼郡川口町を目指して中型バス
(厚木シティーアクセス相模)に荷物をいっぱいに積み込み出発しました。
 越後川口の1つ手前のSAで朝まで仮眠、やはりバスの暖房が効いていてもジンジン冷えてくる
感じ、雨がしょぼしょぼ降っているし、何か心細い感じ。

                          11月15日

 3日前に先発していた平塚市災害ボランティアセンターの渡辺さんと連絡が取れ、越後川口IC
で待ち合わせ、渡辺さんの案内で川口町災害ボランティアセンターへ向うが、途中の道路はあち
こちで崩れ、波うち、寸断され迂回しながら川口町に入るが、河川敷の駐車場にはキャンプ用の
テントを張ってボランティアの方は寝泊りしているとの事で雨に濡れて寒そうです。そして、午前
8時半に現地着。
 川口町災害ボランティアセンターで受付、我々は散髪サービスで来ました。と申し込みましたが、
ニーズが4ヵ所程との事で女性の方は配膳手伝い・掃除・子守りの依頼が沢山来ているので
そちらを手伝って欲しいのとの事。何でもしますと引き受け女性は3グループに別れ張り切って
ボランティア活動開始。男性は4グループに別れ散髪サービスに行く事になったが、現地に行く
車の手配が出来ない。そのうち燕市から花屋さんで今日は休みなのでボランティアに来たという
方に山間の泉小学校へ送って頂きました。途中、国道17号が崩落し上越線の路線を塞いで
凄まじい惨状です。国道は迂回し交互通行出来ましたが、鉄道の復旧はしばらくかかりそうです。
 泉水小学校に着いて避難している荒谷地区の地区長さんに散髪サービスで来ましたと伝え、階段
の踊り場で店開き。早速、希望者が多く3人で大忙し。私がやった最初の方はあまりに伸びたので
奥様に切ってもらったが、凄いトラ刈り!床屋に行きたくても閉店していて行くことが出来ないとの事。
次のご婦人は毛染めをしたいのだが断水で美容院も休んでいるので、白髪が目立たない程度に
裾をカットしてとの注文、そして、衿を剃ったら顔も剃ってと云われやはり床屋さんは剃刀が上手ね
美容院とは違うわねと誉められました。今度是非、床屋さんで剃ってもらって下さいと宣伝して来ました。
 我々はボランティアで散髪サービスをする事が、地元の同業者の方々の営業妨害になり迷惑するの
ではと心配していました、しかし、電気は使えるのですが、水道が使えない状態で理美容には致命的。
営業妨害どころの話ではないのが現状。
 小学校も上下水道が使えず不自由な様子。トイレは工事現場の移動式トイレ、仮設風呂が数日前
に出来たとかで喜んでいました。ペットボトルの水が主で、手洗いも水道局のタンクから大事に使い、
食器も紙コップやスチロールの器です。水を使っても下水に流す事が出来ずに洗濯や洗い物が大変
なようです。教室に敷物を敷いての避難生活、60名ほどが3教室を使っているようでしたが、プライ
バシー等でストレスがたまりそうです。運動場には仮設住宅の建設が急ピッチで進んでいましたが、
来月までに入居できればと聞きました。町中の家は住宅診断で危険のシールが貼られた家が多く、
空地には自衛隊のテントが提供されていましたが、雨が降ってテントの周りに水が溜まり寒そうです。
 午後4時にボランティアセンターに戻り活動報告、しかし、昼は仕事で散髪ができない被災者から夜
にやってもらいたいと頼まれ、鈴木さん達3名に快く仕事を受けていただきました。中学の避難所で
忙しかったそうです、ご苦労様でした。
 ここで朗報、ボランティアで活動した方を対象に、塩沢石打の民宿(ペンション ラ・ファミーユ中角)が
格安で宿泊を引き受けてくれるとの事。体育館の片隅で寝袋かバス車中泊を覚悟していたので地獄に
仏と言う感じです。塩沢まで40キロほど離れているので1時間以上かかりましたが、お風呂に入って、
すごいご馳走と。ボランティアに来てこんなに贅沢してよかったのかと思いました。スキー場で有名な
塩沢町石打あたりは何も被害を受けていないので、是非いらしてくださいと宣伝の為に観光協会が
斡旋しているそうです。

                                11月16日

 16日も朝から川口町災害ボランティアセンターで受付、今日は女性陣を中心に理容サービスを頼まれ
ました。避難所にいる方は昼は女性やお年寄りが多く女性に来てもらいたいと要望があったそうです。
化粧道具も持ち出せず避難したのでメークしてあげ大変喜ばれたそうです。今日は火曜日で我々の他
に理美容のボランティアが大勢受付けていました。それではと私と鈴木さんは片付け仕事に応募しました。
大阪と長野の人と5人で向いました。地震で倒れた物置小屋の解体です。木とトタン等の金物を分ける
片付けを頼まれました。解体業者を頼んでも着てくれないので、木と金物に分ければ処分してくれるとの
事ですが、年寄り1人では何も出来ないと困っていました。しかし、私達は鋏より重たい物を持った事が
ありません。でも困っている人のお手伝いをさせて頂くというボランティア精神にのっとり大きなハンマー
やバールで慣れない仕事に挑みました。それでも5人で頑張ったので昼過ぎには大体片付きました。
ボランティアセンターに戻り、塩沢の民宿で持たせてくれたおにぎりを頂きました。いやー美味しかった。
福島県白河の青年商工会議所の方たちが、白河ラーメンの炊き出しに来ていていました。これも美味し
かった。
 散髪サービスに行ったグループや、ごみの分別を頼まれた方や、各地から送られてきた救援品の仕分
けをしていた方も、皆戻って来ました。ボランティアセンターに挨拶を済ませ、午後3時帰路に着きました。
帰りのバスで誰かが言っていました。つらい山を登って下りて来た爽やかな気持ちだ。ボランティアを
させて頂いたという充実感、みんなの善意を本当に感じた2日間でした。上越のトンネルを抜けると、
きれいな夕日にシルエットを映す上信の山々、皆様ご苦労様とご褒美に見せてくれた素晴らしい夕暮れ
でした。途中渋滞にも合わず午後8時半に無事に平塚に着き、皆さん満足な笑顔で解散しました。


最初に依頼を受けた佐々木さん、女性部、青年部、野球部の皆さん、平塚支部の皆様、ご有志の皆様、
沢山のカンパありがとうございました。

                                                 通信 小山内 孔一

現地での写真の一部です。プライバシーの事を考えて写して来ました、少し画像は悪いですが
現地の雰囲気が伝わればと思います。現地では被災者や倒壊した家屋などは写さないでくだ
さいとの事でした。プライバシーを守ってあげる事も大切なんですね。
その他の写真はこちらから!




                        平塚理容ボランティアグループ
                            参加者  


小山内 孔一、 佐々木 あい子、 広重 香、 芝浜 弘子、 高橋 京子、 諸星 泰子、 渡辺 洋子、 
斎田 芳子、鈴木 豊、 鈴木 篤史、 山口 信夫、 臼井 勲、 目黒 英樹、 内山 茂、 深見 和弘、 
深見 弘貴、、吉村 武志、 小磯 和也


                 今回の活動にあたり協力して下さった方々

・「平塚災害ボランティア」の渡辺さん
 http://www.scn-net.ne.jp/~hira-sc
 
新潟地震救援・平塚支援センター
「平塚災害ボランティア」代表 渡辺 豪さん
この度の我々のボランティア活動は、渡辺さんからの呼び掛けにより実現しました。現地では我々が活動しやすい様、色々気を使って頂きました。本当にありがとうございました!
・厚木シティーアクセス相模さん
 http://www.cityaccess.co.jp/
新潟へはこの会社のバスを使わせて頂きました!それも、こちらの台所事情を話し赤字覚悟で引き受けて頂きました!行き先が被災地でもヤナ顔一つしないで引き受けてくれました!感謝です!
・ペンション ラ・ファミーユ中角さん
 http://www.nakakaku.jp/
ボランティアに来た人の為に格安で宿を提供して頂きました!身も心も温まる様な美味しい料理をだして頂きました。とてもアットホームでまた行きたくなる様な最高な宿です!こんなサポートをしている新潟の宿もあります!
・神奈川大学の加藤君
 
http://kato.bishi.org/
神奈川大学生 加藤 真隆くん 22歳 
美志プロジェクト代表 全国市民活動まつり実行委員会事務局長 
ネット社会と子どもたち協議会運営委員 
平塚在住で、この度のことで大変お世話になりサポートして頂きました、いまどき珍しい好青年です!

 ・ボランティア活動に行った川口町の川口町ボランティアセンターHP  
川口町の復旧の歩みの報告と、ボランティアの方々への情報提供をしているHPです。               
      http://63factory.jp/~kawaguchi_vc/



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